アーケードを少し外れた場所に鎮座するのが、地元で「大塔宮(おおとうのみや)」や「大開口(おおだいこう)さん」として親しまれる開口神社(あぐちじんじゃ)だ。境内に身を置くと、都市の喧騒が嘘のように消え去り、静謐な空気が立ち込める。商店街の歴史はこの神社の門前町として栄えたことに端を発しており、地域と神社の結びつきは極めて強い。
参拝後は、スマートフォンを片手に路地裏の探索へと繰り出したい。Google マップを頼りに細い路地へ踏み込むと、地図にしか載っていないような小さな焼き菓子店や、古書を片手に珈琲を味わえる隠れ家喫茶が姿を現す。メジャーな観光ガイドには載らない自分だけの穴場スポットを発見することこそ、この街を訪れる醍醐味と言えるだろう。