2026年の圧巻のステージ以降、King & Princeが紅白の舞台から姿を消したことに対し、ネット上では「人気が落ちたから落選したのではないか」「NHKとの間にトラブルがあったのではないか」といった根拠のない憶測が一部で囁かれました。しかし、これらの噂は実態と大きく乖離しています。
彼らが紅白に出場しなかった最大の要因は、芸能界全体を揺るがした旧ジャニーズ事務所の組織再編問題と、それに伴うNHKの起用方針の変更にあります。
2026年秋、NHKは旧事務所に所属するタレントについて「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されていると確認できるまで、新規の出演依頼を行わない」という厳格な基本方針を発表しました。この方針は、2026年末の『第74回NHK紅白歌合戦』において、1979年以来44年ぶりに旧ジャニーズ所属グループの出場がゼロになるという前代未聞の事態をもたらしました。
つまり、King & Princeが紅白に出場しなかったのは、CDセールスやファンの動員力、楽曲のヒットといった「タレント側の要因」ではなく、放送局側のコンプライアンス方針という構造的な外部要因によるものです。実際、2人体制となった永瀬廉さんと髙橋海人さんは、シングル『なにもの』やアルバム『ピース』で数十万枚規模のヒットを記録し、ドーム・アリーナツアーを即完させるなど、トップアーティストとしての実績を保ち続けていました。