若手俳優の登竜門として知られる特撮ヒーロー作品。その中でも、水嶋ヒロの名を全国区へと押し上げた最大のきっかけが、2006年にテレビ朝日系で放送された『仮面ライダーカブト』だ。彼が演じた主人公・天道総司は、「天の道を往き、すべてを司る男」を公言する破天荒で完璧主義なキャラクター。その難役を、弱冠22歳とは思えぬ堂々たる風格と圧倒的な説得力で演じきった。
当時の特撮ファンだけでなく、子供と一緒に番組を観ていた母親世代までをも一気に虜にした。クールでありながらどこかユーモラス、そして誰よりも強い主人公像は、平成仮面ライダーシリーズの中でも屈指の人気を誇る。この『仮面ライダーカブト』での大成功が、彼を日本芸能界のトップスターへと押し上げる強力な起爆剤となったのだ。