では、当のバチカン自身はどう考えているのだろうか。公式なラテン語表記は「Pontifex Maximus(ポンティフェクス・マクシムス)」、あるいは親しみを込めて「Papa(パパ)」と呼ばれる。英語では「Pope」、イタリア語では「Papa」である。
バチカンは各国の言語における翻訳について、現地の教会の判断を尊重する姿勢をとっている。日本ではカトリック中央協議会が「教皇」を正式訳と定めているため、バチカンとしてもそれが最も適した日本語表現であると認識している。言葉の正確性を重んじるカトリックの姿勢が、日本政府の動意へとつながったと言える。