食後に襲ってくる猛烈な眠気や倦怠感。その主な原因は、炭水化物に偏った食事による血糖値の急激な変動にある。この問題を解消する鍵として再び脚光を浴びているのが、日本の食文化の骨組みである「一汁三菜」の知恵だ。主食、汁物、主菜、副菜二品を組み合わせるスタイルは、食物繊維やタンパク質をスムーズに消化させ、血糖値スパイクの発生を劇的に抑えてくれる。
かつてユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されて以来、農林水産省もその栄養バランスの優秀性を国内外へ多角的に発信してきた。現代の最新トレンドは、手間を極限まで削ぎ落とした「スマート一汁三菜」だ。出汁のベースを作り置きし、レンジ加熱や常備菜を上手く組み合わせることで、調理時間を15分前後に短縮。手軽さを担保しながら脳へのエネルギー供給を最適化できる。