過度な自己責任論や緊張感のあるSNS社会に生きる現代人にとって、主人公をどこまでも全肯定し、肯定的なエネルギーで励まし続けるルナ先生の存在は、図らずも癒やしのアイコンとして機能している。
表現の自主規制やコンプライアンスが厳格化した現代だからこそ、昭和という時代の持っていた「ちょっとおバカで、でも真っ直ぐで暖かい」大らかさが、かえって救いとして評価されている点は実に興味深い。主人公の失敗を笑い飛ばし、前向きな肯定感で包み込む姿勢は、ストロングスタイルなメンター像として現代の視聴者の心に刺さっているのだ。