開発元であるカミオジャパンが仕掛けたこのシリーズが真に革新的だったのは、シールの概念を「飾る」から「読む」へと根本から書き換えた点にある。1枚のシートに緻密にレイアウトされたイラストの横には、専門図鑑顔負けの豆知識がぎっしりと並ぶ。しかもそのトーンは決して堅苦しくない。専門知識とシュールなユーモアが絶妙なバランスで共存しているのだ。
「最初は手帳のワンポイント用に買っただけでした。でも、気づけば解説文を真剣に読み込んでいて……」都内で働く30代のITエンジニアは、コレクションが満載された専用バインダーを愛おしそうに眺めながら語る。一度その沼に足を踏み入れると、全種類をコンプリートしたくなる中毒性がそこには潜んでいる。