世田谷区は東京23区で2番目に広い面積(約58平方キロメートル)を誇るため、区内全域で一様に雨が降るわけではありません。地域ごとの地理的特性を把握しておくことで、より精度の高い状況判断が可能です。
二子玉川・上野毛エリアは多摩川に面した低地が広がり、南西からの雨雲が神奈川県側から多摩川を越えてダイレクトに進入してくるルートにあたります。川沿いの開けた地形では風も強まりやすく、横殴りの豪雨になりやすい特徴があります。
一方、三軒茶屋・池尻・下北沢エリアは、かつて川が流れていた谷筋や暗渠(あんきょ)が多く入り組んでいます。ビルや商業施設が密集しているため雨水の地中浸透が難しく、短時間の集中豪雨によって駅周辺の道路や側溝から水が溢れ出す内水氾濫が起きやすいエリアです。二子玉川や三軒茶屋の雨雲レーダーを個別に確認し、自分のいる地点の風上約5〜10kmの雨雲の勢力を先回りして把握することが身を守る鉄則です。