1894年(明治27年)創業の豊島屋が、創業130年を迎えた節目の記念事業として企画したのが「鳩サブレー 1枚入缶」でした。毎年8月10日は語呂合わせで「鳩の日」として親しまれ、通常商品のお得な感謝セールなどが実施されてきましたが、2026年の盛り上がりは過去の水準をはるかに凌駕していました。
話題の中心となったのは、鳩サブレーがぴったり1枚入る専用缶(わすれな草・白・青・赤の全4色)を特製パッケージに収めた「鳩サブレ 1枚入缶 4色セット」です。店頭では1枚入缶が単品(1個300円)で販売され、公式オンラインストアでは4色セット(2,500円・缶箱入り)が取り扱われました。手のひらにすっぽり収まる精巧なサイズ感とレトロ可愛い配色は、発売前の情報解禁直後からSNSで爆発的な拡散を見せていました。
迎えた2026年8月10日の朝、鎌倉の本店前には早朝5時台から購入を求めるファンが詰めかけ、開店時間を繰り上げる措置が取られました。神奈川や東京の百貨店・直営店舗でも開店前から猛暑の中、1,000人規模の行列が形成され、配布された整理券は瞬く間に上限へ到達。午前中を待たずに当日販売分が終了する店舗が相次ぎました。現場では警備員による誘導や熱中症対策のアナウンスが響き渡り、まさに異例の熱気に包まれました。