ネット上の情報には、信用金庫の仕組みに対する誤解から生じた言説も少なくありません。代表的な3つの誤解を正しく検証します。
誤解1:「信用金庫は銀行より金利が大幅に高くて損をする?」
メガバンクやネット銀行の最優遇金利だけを比較すると、信用金庫の金利が高く見える場面があります。しかし、信用金庫のローンは「地域優待」「子育て世帯応援」「エコカー割引」といった各種引き下げプランが重層的に用意されており、実質適用金利では地銀の標準プランと同等水準まで下がるケースが珍しくありません。また、保証料が金利に含まれている商品も多く、諸費用を含めたトータルコストで比較すると差は大きく縮まります。
誤解2:「会員にならないと一切融資を受けられない?」
信用金庫法に基づき、融資を受ける際は原則として出資金を払い込んで「会員」になる必要がありますが、個人向けの一部定型消費者ローン等では会員資格が不要な場合もあります。また、会員になるための出資金も1口数千円程度から可能であり、毎年の経営状況に応じて配当金が支払われるケースもあるため、過度な負担や障壁にはなりません。