クラブの中心を担うのは、「Segretarie di Giulietta(ジュリエッタの秘書)」と呼ばれるボランティアたちだ。彼女たちは英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語など、多様な言語で届く手紙を翻訳し、返信を執筆する。
手紙の内容は多岐にわたる。初恋の告白。失恋の痛み。結婚への迷い。遠距離恋愛の不安。中には数十年前の恋を振り返る高齢者からの手紙もある。秘書たちは一通一通に真摯に向き合い、励ましや助言を丁寧に綴る。
返信には決まった型はない。それぞれの手紙の内容と送り主の状況に応じて、個別に言葉を選ぶ。時には数ページに及ぶ長文の返信を書くこともある。秘書として活動するには、言語能力だけでなく、共感力と文章力が求められる。