日本国内のコンテンツビジネスに目を向けると、ホリプロをはじめとする大手プロダクションの役割もまた大きな転換期を迎えている。単にタレントを作品へ送り出す従来型のスタイルを超え、企画の初期段階から海外市場を見据えた出資や共同開発に乗り出すケースが増加した。
映画コメンタリーの第一線で発信を続ける専門家たちの役割も、これまで以上に重要視されている。作品の持つ多面的な魅力を分かりやすく紐解き、観客と作品との新しい出会いを創出する試みは、メディアの境界線を越えて大きく進化している。映画というエンターテインメントが次の10年でどんな景色を見せてくれるのか、その変革の試みはすでに始まっている。