なぜ世界政府を統べる最高権力者たちは、一人の海賊にこれほどまでの警戒を払うのか。その理由は、彼の生い立ちとマリージョアに眠る「重大な秘密」にある。かつて世界の創造主として君臨したドンキホーテ一族。その特権を自ら投げ打った父に対し、幼いドフラミンゴは強烈な憎悪を抱いた。
下界の人間から見れば、天竜人は長年の搾取と虐殺の象徴に過ぎない。逃亡生活の中で捕らえられた一家は、矢で射られ、火であぶられるという凄惨な私刑を受けた。その極限状態の最中、ドフラミンゴは数万人に一人と言われる「覇王色の覇気」を爆発させる。この瞬間に、彼の運命は「神の子」から「世界を破滅させる悪魔」へと完全に切り替わったのだった。