両者の構造的な違いは、具体的な栄養成分の数値データに如実に表れます。文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」の最新データを基に、代表的な和菓子と洋菓子のカロリー、脂質、炭水化物を比較検証してみましょう。
表から読み取れる最も決定的な差異は、脂質の含有量です。豆大福1個(約100g)の脂質がわずか0.8g程度にとどまるのに対し、同等重量のショートケーキにはおよそ15g前後の脂質が含まれています。実に15倍から20倍以上の脂質格差が生じています。焼き菓子の代表格であるフィナンシェも、重量の3分の1近くを焦がしバターとアーモンドプードルの油脂が占めています。
脂質は1gあたり9kcalの熱量を持つのに対し、炭水化物(糖質)とタンパク質は1gあたり4kcalです。同じ重量を食べた場合、バターや生クリームを惜しみなく使う洋菓子のほうが、物理的に総カロリーが跳ね上がりやすい構造となっています。