ドラッグストア業界は激しい再編と買収劇を繰り返しながら成長を続けており、巨大グループによる寡占化が進んでいます。主要プレイヤーごとのビジネスモデルにはそれぞれ際立った個性があります。
ウエルシアホールディングスは、調剤併設率の高さと深夜営業を強みとする業界の巨人です。イオングループの中核として「調剤+カウンセリング+介護+深夜営業」の4本柱を展開し、処方箋と食品の両面で地域住民の生活導線をがっちり掴んでいます。
マツキヨココカラ&カンパニーは、駅前・都市型店舗での高いブランド力とインバウンド需要の取り込みに強みを発揮します。独自性の高いPB商品「matsukiyo」のデザイン性や美と健康をテーマにした品揃えで、若年層や女性層から圧倒的な支持を集めています。
一方、地方ロードサイドを中心に快進撃を続けるのがコスモス薬品です。徹底した現金決済によるコストカットや食品比率の圧倒的な高さで「極めて安い日常のディスカウントストア」としてのポジションを確立しています。
さらにサンドラッグのように、1店舗に1人の店長と1人の薬剤師・登録販売者を配置する「1店舗2ライン制」でオペレーション効率を極限まで高める企業など、各社が独自の強みを磨き合っています。