かつては学力テストの「トップ通過者」が自動的に壇上に立つケースが大半を占めていた。しかし、近年の初等中等教育を取り巻く変化や文部科学省が推進する「主体性・対話的で深い学び」の重視に伴い、その選考ロジックは多角化している。
現在、選考の柱となっているのは大きく分けて2パターンだ。一つは一般入試における「首席合格者」。もう一つは「推薦入学試験」で極めて優秀な実績を残した生徒である。公立高校では学力検査の点数と調査書の合計値がトップの生徒が選ばれる傾向が依然として強いものの、私立高校では面接時の受け答えや表現力まで考慮される例が増えている。
共通しているのは、単に勉強ができるだけではない点だ。ハキハキとした滑舌、姿勢の良さ、そして大役にも動じない凛とした佇まい。学校側は「この生徒になら新しい学年の顔を託せる」という確信を求めている。