今回のツアーのステージ演出は、かつての派手な衣装を現代風にアップデートしたものだった。スポットライトを浴びた瞬間、会場の空気が震える。57歳という年齢の数字が、ただの記号に過ぎないことを彼女は体現している。しなやかな脚線美は健在で、むしろ当時よりも洗練されたオーラを放っている。
観客席の熱気は尋常ではない。かつてのファンが青春を思い出す一方で、初めて生で彼女を見る若者たちは、その圧倒的な「現役感」に圧倒されていた。懐メロ歌手としてではなく、今を生きる最前線のアーティストとしての輝きがそこにはあった。