地球上の海面が両側に盛り上がっている状態の中を、地球自身が1日に1回転(自転)します。そのため、地球上の特定の位置は1日の間に「盛り上がった部分(満潮)」を2回、「くぼんだ部分(干潮)」を2回通過することになり、これが満潮と干潮が1日に約2回ずつ訪れる理由です。
ただし、満潮と干潮の周期はきっちり24時間(半日で12時間)ではありません。実際の満潮から次の満潮までの周期は約12時間25分であり、1日全体では約50分のズレが生じます。
この時間差が生じる理由は、地球が自転している間にも月自身が地球の周りを同じ方向に公転しているためです。月は地球の周りを約27.3日かけて1周しているため、1日で約13度東へと移動します。地球が昨日と同じ位置関係に月を捉えるためには、自転の1回転(24時間)に加えて、月が進んだ分を追いかけるための約50分間の追加自転が必要になります。このため、満潮や干潮の時刻は毎日約50分ずつ遅れていくのです。