ネクタイの結び方はプレーンノットだけではありません。襟の開き具合や着用するシーンに応じて適切な結び方を選ぶことで、ワンランク上の着こなしが実現します。
① 就活・毎日のビジネス:「プレーンノット」
面接や一般的なビジネス商談では、シンプルで誠実な印象を与えるプレーンノットが最適解です。飾らない清潔感がアピールできます。
② ワイドカラーシャツ・重要な商談:「セミウィンザーノット」
襟の開きが大きいワイドカラーのシャツには、結び目が綺麗な正三角形になるセミウィンザーノット(ハーフウィンザーノット)が適しています。結ぶ工程で小剣に1回だけ片編み込みを入れることで、プレーンノットよりも左右対称でほどよいボリューム感のある結び目が作れます。
③ 格式高い式典・フォーマル:「ウィンザーノット」
左右両側に編み込みを入れてから結ぶ方法で、最も大きくて威厳のある三角形が完成します。英国調のクラシックなスリーピーススーツや、襟の開きが水平に近いカッタウェイシャツと好相性です。
④ 細身のネクタイ・首元のボリュームアップ:「ダブルノット」
プレーンノットの手順で、大剣を小剣の周りに2周巻きつけてから通す方法です。生地が薄いネクタイでもノットに厚みが出せるため、細身のナロータイを立体的に見せたいときに重宝します。
【冠婚葬祭のマナー注意点】
結婚式などの慶事では、ディンプルをしっかり作って華やかさを演出するのが基本です。一方、お葬式や法事などの弔事では「ディンプルを作らない(プレーンな平らな状態にする)」のが正式なマナーです。窪みを作ることが「悲しみを飾る」と捉えられる恐れがあるため、お悔やみの場では結び目をすっきりと平らに整えましょう。