DAIGOの祖父にあたる竹下登氏は、第74代内閣総理大臣を務めた日本政治史の重要人物だ。昭和から平成への元号発表に際し、新元号を掲げた官房長官(当時)を支えた政権トップとして、その名は歴史教科書にも深く刻まれている。しかし、家庭内における竹下氏は、政界で見せた粘り強い交渉力や根回しの名手としての顔とはまったく異なる、穏やかで孫を愛してやまない目々しい好々爺であった。
この家系図を紐解くと、単に「首相の孫」という言葉だけでは括りきれない華麗なネットワークが広がっている。竹下家は島根県の老舗酒造家に始まり、政界・官界・実業界、さらには文化人に至るまで多角的な血脈を持つ。DAIGO自身が幼少期に過ごした自宅には、日常的に政財界の要人が出入りしていたが、彼にとって竹下氏はどこまでも優しい「おじいちゃん」以外の何者でもなかった。政界の最高権力者と一人の少年という特別な関係性が、彼の屈託のない人柄の原点となっている。