環状列石とは、自然石や加工した石を環状(同心円や楕円)に配置した縄文時代の配石遺構の代表格です。英語圏でいう「ストーンサークル」に該当し、主に縄文時代後期前半の北日本(北海道から東北地方、北陸・関東・中部の一部)にかけて集中的に造営されました。
単に地面へ石を置いただけではありません。あらかじめ大規模な造成工事を行って平坦な盛土を作り、その上に目的別の小構造物を規則正しく配置しています。数キロメートル以上離れた河川から重量数十キロから数百キロの石を数千個単位で運び込んでおり、当時の社会における高度な企画力と共同体の結束力を示すモニュメントとして位置づけられています。