巨大な足のイメージが全国のお茶の間にまで浸透した背景には、テレビメディアの強力な後押しがあった。日本テレビ系列で放送された『全日本プロレス中継』は、毎週金曜日や土曜日のゴールデンタイムに茶の間へ届けられ、驚異的な視聴率を記録した。
実況アナウンサーが放つ「出たー! 16文キック!」の雄叫びは、お茶の間の子どもたちを一瞬で虜にした。当時のプロレス興行界において、テレビ放送と連動したタレント性やキャラクター付けは興行の成否を分ける重要要素だった。16文というフレーズは、視聴者の印象に強く残る最高のアピールワードとして機能していたのである。