意外と知られていないのが、各種保険の活用可能性だ。近年、損害保険事業を展開する保険各社では、日常生活における賠償事故をカバーする「個人賠償責任保険」の特約を提供している。自動車保険や火災保険、クレジットカードの附帯保険として加入しているケースも多い。
ただし、線路への立ち入りが「故意(自殺含む)」と認定された場合、保険金の支払対象外となる免責条項が適用されるのが一般的だ。一方で、認知症の高齢者が誤って線路に立ち入ってしまった事故や、過失による転落事故などの場合には、損害賠償責任が保険でカバーされるケースもある。故人がどのような保険に加入していたか、契約内容を細かく確認することも不可欠なステップだ。