芳根京子のキャリアを語る上で欠かせないのが、オーディションで勝ち取った数々の大役だ。2015年の主演ドラマ『表参道高校合唱部!』で見せた底抜けの明るさと圧倒的な歌唱パフォーマンスは、ドラマ関係者に「怪物が現れた」と強烈なインパクトを与えた。続いて2016年度後期のNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』では、戦前・戦後を生き抜くヒロインの生涯を淡々と、しかし芯の強い熱量を持って演じきり、国民的女優としての階段を一気に駆け上がっていった。
その後も『チャンネルはそのまま!』での破天荒な新人記者役、『波よ聞いてくれ』でのマシンガントークが炸裂するラジオパーソナリティ役、『それってパクリじゃないですか?』での等身大の会社員役など、コミカルとリアリティが交錯する難しい役に次々と挑戦。作品を重ねるごとに「芳根京子に演じられない役はない」という評価を確固たるものにしていった。2026年に至るまで、彼女が歩んできた道は常に挑戦の連続であり、そのすべてが現在の圧倒的な演技力へと結実している。