華やかな芸能界の渦中にありながら、自らの私生活を静かに、そして徹底して守り抜くスタンスも山本耕史という男の美学だ。元女優の堀北真希さんとの結婚以降、家庭に関する過剰な露出を避け、一人の父親・夫としての生活を穏やかに築いている。
公私を明確に区別し、カメラの前では100%の表現者として立つ。このストイックな線引きが、彼の神秘性を保ち、役柄に対する観客の没入感を一切削がせない理由でもある。私生活の切り売りで話題を作るのではなく、あくまで「作品での演技」だけで勝負し続ける潔さ。そこにプロフェッショナルとしての確固たる矜持を感じ取ることができる。