1964年、NHKのドラマ『幸福試験』でデビューを果たした彼女は、同年に大手映画会社・東映へ入社する。若手女優の登竜門でもあった東映で、彼女は任侠映画や現代劇のヒロインとして次々と抜擢された。愛らしい笑顔とアンニュイな色香を兼ね備えた存在感は、瞬く間に映画ファンの心を掴んでいく。
1970年代に入ると、東映の枠を飛び越え、日本映画界全般を代表する看板女優へと飛躍する。単なる「可愛いお姫様役」にとどまらず、人間の業や孤独を表現できる演技派としての評価を確立していった。スクリーンに映し出される彼女の一挙手一投足は、当時の流行を牽引し、多くの女性たちが彼女のマッシュルームカットやメイクを模倣した。