『報道特集』に代表されるテレビの調査報道番組と、活字メディアの最前線でペンを走らせる新聞記者たちの連携・競合関係も注目に値する。映像の持つ圧倒的な訴求力と、活字が持つ緻密な分析力——双方が互いの強みを引き出し合いながら、権力監視の役割を果たそうとしている。
取材現場では、取材対象からの圧力や流言飛語の渦の中で、事実の裏付けを取るために血の滲むような努力が重ねられている。SNSの即時性に押されがちな現代において、あえて時間をかけて真相を深掘りする泥臭い姿勢こそが、報道の尊厳を守る防波堤となっている。