年齢はタモリが1歳上ですが、芸能界への本格的な参入時期やブレイクの経緯はどうだったのでしょうか。2人のキャリアの歩みには、当時の芸能界特有のドラマがあります。
ビートたけしは1972年頃から浅草フランス座に入門し、深見千三郎氏に師事しながら下積みを経験。1970年代半ばに「ツービート」を結成し、1980年の『THE MANZAI』(フジテレビ系)を皮切りに巻き起こった漫才ブームで一気に全国区のスターダムへ駆け上がりました。
対するタモリは、早稲田大学中退後に地元福岡での会社員生活やバーテンダーなどを経験。漫画家の赤塚不二夫氏らに見出されて1975年に上京し、深夜番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』(日本テレビ系)や『今夜は最高!』(日本テレビ系)で異端の芸人として頭角を現しました。その後、1982年にスタートした『森田一義アワー 笑っていいとも!』(フジテレビ系)で国民的人気を決定づけます。
芸能界入り自体はほぼ同時期であり、お互いに30歳前後の遅咲きで頭角を現した共通点を持ちます。たけしは番組内でタモリを「タモリさん」と呼ぶこともあれば親しみを込めて「タモリ」と呼ぶこともありますが、インタビューなどでは一貫して「タモリの知性やスタンスは誰にも真似できない」と最大級のリスペクトを表明しています。