行政の現場において、とりわけ大きな足跡を残したのが国土交通省での職務だ。国土交通副大臣という重責に就いた際、直面した課題は多岐にわたった。全国の交通網再編から大型インフラ事業の予算配分、さらには相次ぐ自然災害への緊急対応まで、苛烈な現場判断が求められた。
官僚組織との摩擦を恐れず、政治主導の判断を下す場面も少なくなかった。現場の声を予算案に反映させる手腕は、まさに実務派政治家の真骨頂と言える。公共事業の透明性確保と地域振興の両立という難題に対し、現実的な解を模索し続けたプロセスは、政策立案の現場に深い爪痕を残している。