エントランスをくぐり、まず驚かされるのが「靴を脱ぐ」というスタイルだ。日本古来の文化であるこの習慣が、現代のホテルデザインと見事に融合している。畳の心地よい感触が足裏から伝わり、一瞬にして旅の緊張がほぐれていくのを感じるはずだ。
ロビーは単なる手続きの場所ではない。宿泊者が思い思いの時間を過ごせる「リビング」として機能している。こだわりの和モダンアートや、京都の歴史を感じさせる調度品が配された空間は、まるでセンスの良い友人の邸宅に招かれたかのような居心地の良さだ。観光の合間にふらりと立ち寄り、淹れたてのコーヒーを片手に次の行き先を考える。そんな贅沢な時間が、ここには流れている。