保険料の安さだけに目を奪われて契約を急ぐと、万が一の事故の際に後悔することになりかねない。自動車保険の価値が本当に問われるのは、予期せぬトラブルが発生した現場での対応力だ。
かつてダイレクト型は「事故対応が不安」「示談交渉が頼りない」と言われることもあったが、現在では24時間365日の初期対応体制や、全国の提携修理工場ネットワークが高度に整備されている。専任の事故担当者が付き、相手方との交渉プロセスをスマホアプリやWEBマイページでリアルタイムに進捗確認できるシステムも標準化された。
ただし、ロードサービスの細部には各社で明確な違いが存在する。レッカー移送の無料距離が「50kmまで」なのか「無制限」なのか、出張修理での作業内容、レンタカー費用特約の補償日数などは見落としがちなポイントだ。バッテリー上がりやインロックといった身近なトラブルへの対応力を含め、「最安価格」と「いざという時の安心感」のバランスを冷静に見極める視点が欠かせない。