近年、この歴史ある観音崎自然博物館が若い世代から絶大な支持を集めている理由の一つに、積極的なデジタルメディアの活用が挙げられる。公式YouTubeチャンネルでは、生き物たちのコミカルな生態や飼育員の日常、マニアックな生態解説動画が日常的に配信され、登録者数を急速に伸ばしている。
映像は決して気取ったつくりではない。だが、生物の予測不能な動きや専門家ならではの視点が詰まったコンテンツは、一度見始めると止まらない中毒性がある。「画面越しに見たあの生き物に会いに行きたい」――そんなデジタル体験からリアルの来館へとつなげる動線が見事に結実しているのだ。