日本のアパレル・服飾産業において、スポーツウェアの技術を高級日常着へ転用する試みはかつて異例であった。その常識を打ち破り、新たな市場を切り拓いたのが株式会社デサントである。長年培ってきた競技用ウェアのパターンメイキングと流体力学のノウハウを、ミニマルな街着へと注入したのだ。
伝統的な繊維産業が海外生産へシフトする中、自社国内工場でのモノづくりにこだわり続ける姿勢は、世界中のファッション業界人から熱い視線を浴びている。大量消費・大量廃棄の時代に対するアンチテーゼとして、耐久性と機能性を究極まで高めたプロダクト群は、サステナビリティの観点からも高い評価を得ている。