この歴史的コラボレーションの裏には、クリエイター同士の深い相思相愛が存在する。原作者である尾田栄一郎は、かねてより彼らの楽曲を深く愛聴していたヘビーリスナーであった。一方、作詞作曲を手掛ける藤原基央もまた、熱心な少年漫画ファンとして作品が持つ熱量や登場人物たちの葛藤を誰よりも理解していた。
「sailing day」の制作時、藤原基央は作品の世界観を安易に表面だけなぞるのではなく、泥臭くも前へ進む海賊たちの情熱や信念の根底にある泥臭さを泥臭く描き出した。楽曲を受け取った現場スタッフや尾田栄一郎がその完成度に深く胸を打たれたというエピソードは、今なおファンの間で語り草だ。互いへの純粋なリスペクトがあったからこそ、何年経っても色あせない名曲が誕生したと言える。