アメリカ合衆国第16代大統領エイブラハム・リンカーンが遺した「男は40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持たねばならない」という言葉は有名です。この格言は、解剖学的にも的を射ています。
20代前半までの顔立ちは、親から受け継いだ骨格や遺伝的要素が大部分を占めます。しかし、加齢に伴い肌の弾力が低下すると、長年使い続けてきた表情筋のコリや収縮のクセがシワやたるみとなって表面化します。
常に物事を悲観的に捉える人は口角下制筋が発達して「への字口」が定着し、他者への不信感を募らせている人は眉間や額に深い縦ジワが刻まれます。加齢によって現れる顔つきの変化は、その人が人生でどの感情を一番多く選択してきたかを示す生きた履歴書といえます。