最も深刻な被害が報告されているのは、首都と地方都市を結ぶ物流の大動脈だ。アンデス山系を縫うように走る国道では、各地で数十メートルに及ぶ大規模な斜面崩落が発生。大量の土砂や巨岩が道路を完全に塞いだ。
救援部隊が現地に入ろうにも、陸路が途絶しているため前進できない。一部の集落では電柱が倒壊し、停電と断水が続いている。救援ヘリコプターが飛ばされているものの、山間部特有の急速な天候悪化と濃霧が上空からのアクセスを阻む。
現場からの報告によれば、医療物資や飲料水の不足が深刻化しつつある。崩落現場では地元住民が素手やシャベルで土砂をかき分け、瓦礫の下に取り残された人々の救出作業を行っているが、二次崩落の危険が常に隣り合わせの状況だ。