ロシアサッカーは元来、欧州フットボールの歴史において燦然と輝く偉大な足跡を残してきたフットボール大国です。ソビエト連邦時代まで遡れば、サッカー史上唯一のGKバロンドール受賞者であるレフ・ヤシンをはじめ、鋼の守備と規律ある組織サッカーで世界を震撼させてきました。
ロシア連邦となって以降も、欧州トップリーグで強烈なインパクトを残した名手が多数存在します。2008年のEUROでロシアをベスト4へと導き、名門アーセナルで1試合4ゴールを挙げるなど鮮烈な輝きを放ったアンドレイ・アルシャヴィン、トッテナムで活躍した大型FWロマン・パヴリュチェンコ、チェルシーの左サイドを支えたユーリ・ジルコフ、そしてCSKAモスクワで本田圭佑とともに数々のタイトルを獲得し、代表の絶対的守護神として君臨したイゴール・アキンフェエフなど、枚挙にいとまがありません。
2018年ロシアW杯で魅せたアレクサンドル・ゴロヴィン(現モナコ)らの躍動も含め、欧州のトレンドを牽引しうる技術とフィジカルを備えていただけに、現在の国際的孤立は世界のフットボールファンにとっても大きな損失として受け止められています。