2026年パリ五輪において、池江選手は女子100mバタフライとリレー種目に出場しました。個人種目として8年ぶりとなった大舞台では準決勝へ進出。57秒59(予選)/57秒79(準決勝12位)という結果を残したものの、目標としていた決勝進出にはわずか0.1秒及ばず、レース直後のインタビューでは大粒の涙を流しました。
「東京五輪のときはただ出場できたことが奇跡だった。でも今回は、世界のトップと本気で戦って勝ちたかったからこそ悔しい」と語ったその言葉は、彼女が「病気を克服した選手」ではなく「世界の頂点を争うトップアスリート」へ完全に回帰した証でした。この悔しさを糧に、2026年に地元日本で開催される愛知・名古屋アジア競技大会、そしてその先にある2028年ロサンゼルス五輪へ向けた明確なターゲットが設定されました。