SNSや園芸コミュニティで時折見かける「無機質の土に変えたら観葉植物が成長しない」という声。この噂の真相は、土の性質と肥料設計のミスマッチにあります。
有機質の土には最初から微量要素や栄養分が豊富に含まれているため、水やりだけでも一定期間は成長します。しかし、完全無機質な環境下では、水だけを与え続けても植物は光合成に必要な無機養分を吸収できません。これが観葉植物が成長しない理由の大部分を占めています。
無機質土での栽培を成功させる鍵は、無機質土における肥料の与え方を正しく組み立てることにあります。以下のステップを押さえるだけで、有機土に劣らない目覚ましい成長スピードを引き出せます。
・元肥(植え付け時):根に直接触れても肥料焼けしにくい「マグァンプK(中粒)」などの緩効性化成肥料を規定量混ぜ込む。
・追肥(生育期の春〜秋):2週間に1回程度、水やりのタイミングで「ハイポネックス原液」などの液体肥料を薄めて与える。
・有機肥料は厳禁:油かすや鶏糞などの有機肥料を使うと、せっかくの無機質土にコバエや悪臭を呼び戻してしまうため、必ず無機物の化成肥料を選択する。