感情の起伏が激しい人は、周囲から「わがまま」「短気」と見なされがちですが、その内面を心理学的に紐解くと全く異なる姿が見えてきます。感情がジェットコースターのように乱高下する背景には、主に3つの心理的要因が潜んでいます。
第一に「強い不安と自己防衛」です。他者からの評価に敏感すぎるあまり、自分のプライドや居場所を守ろうとして過剰な反応を示してしまいます。怒りや涙は、自分を守るための防衛反応として発露しているケースが少なくありません。
第二に「承認欲求と共感への飢え」です。「自分の気持ちを理解してほしい」「特別扱いしてほしい」という想いが強すぎるあまり、些細な出来事でも感情をオーバーリアクション気味に表現して周囲の関心を引こうとします。
第三に「衝動のブレーキ(前頭前野の機能)の一時的な低下」が挙げられます。慢性的な睡眠不足や過労、ストレスによって脳の感情抑制機能が疲弊していると、普段なら流せる些細な刺激にも感情がダイレクトに反応してしまいます。