近年、健康志向の高まりとともに、日常の空き時間で手軽に取り組める「呼吸法・ウェルネス」への関心が急速に再燃している。自宅で特別な道具を使わずに体幹を刺激できるダイエット・エクササイズは、長引くデスクワークや運動不足に悩む現代人にとって格好のソリューションに見えるだろう。しかし、医療・健康業界の現場からは、安易な自己流実践に対する強い疑問の声が上がっている。
「息を強く吐き切る」という単純な動作であっても、体内では激しい生理現象が起きている。十分なウォームアップを行わずに過度な圧力を胸腔や腹腔にかけることで、自律神経系や循環器系が急激な変化を強いられるからだ。