塩パン作りでよく起こるトラブルには、すべて明確な理由が存在します。代表的な塩パンの失敗原因と対策を整理しました。
【トラブル1:バターがすべて流れ出て、底がベタベタになってしまう】
主な原因は成形時の圧着不足、または二次発酵の温度が高すぎることです。二次発酵の温度が35℃を超えると、焼く前に中のバターが溶け出して生地の外へ流出してしまいます。発酵温度は30〜32℃前後に抑え、バターは直前まで冷蔵庫で冷やしておくのが鉄則です。
【トラブル2:焼き上がりの底がカリッとせず、パン全体が固い】
オーブンの予熱不足、または焼成温度が低すぎることが考えられます。180℃などの低温でじっくり焼いてしまうと、溶け出たバターが生地全体に吸い取られてしまい、揚げ焼き状態が作れません。オーブンは必ず最高温度(230℃程度)でしっかり予熱し、210〜220℃の高温短時間で焼き上げます。
【トラブル3:中空洞ができず、普通のロールパンのようになってしまう】
巻き込むバターの量が少なすぎるか、生地をきつく巻きすぎていることが原因です。バターは1個あたり8〜10gをしっかり確保し、巻く際は無理に引っ張らず、自然なテンションで巻き上げることで、焼成時に蒸気となったバターが広がる空間を確保できます。