もともとはラジオパーツやジャンク基板を扱う電気店街として歴史を刻んできた。しかし、その自作スピーカーやはんだごての世界観は、時代とともにファミコンやメガドライブ、そして最新のVTuberグッズへとスムーズに遺伝子を引き継いだ。
「1990年代のゲームソフトが、当時の定価の10倍以上で取引されるのは日常茶飯事です」。そう語るのは、オタロード沿いに店を構える中古ショップのベテラン店員だ。展示ケースに並ぶ傷一つない箱付きの『クロノ・トリガー』や『悪魔城ドラキュラ』を目当てに、フランスやアメリカから直接買い付けに訪れるバイヤーも少なくない。現物の状態を自分の目で確かめ、その場で交渉できるリアル店舗の存在価値は、ここに来て絶頂を迎えている。