カットした瞬間に誰もが息をのむ。冠雪を抱く霊峰の姿がそのまま現れるからだ。この鮮烈な青色は、合成着色料に頼ったものではない。山梨県産の巨峰果汁と、天然の植物由来色素であるスピルリナを絶妙な比率で配合し、澄みきった富士の山肌を表現している。
白い雪の頂を模した上層部には、山梨県産の濃厚な「富士ヶ嶺牛乳」と練乳を贅沢に使用。口に含めば、しっとりとしたきめ細やかな生地からミルキーなコクがふわりと広がり、巨峰のほのかなフルーティーさがアクセントとして追いかけてくる。見た目の美しさと本格的な味わいが完璧な調和を遂げている。
開発陣が何百回もの試作を重ねて辿り着いたのは、単なる鑑賞物ではなく「毎日食べたくなる上質なパン」という原点だった。トーストすれば外側はサクッと香ばしく、内側のもっちり感が際立つ。一口ごとに異なる表情を見せる計算し尽くされた設計が光る。