カフカの相棒である市川レノの成長曲線は、作中屈指の熱量を持つ。最初はクールな後輩として登場した彼だが、カフカの正体と秘密を知り、その背中を支えると決意してからの進化は目覚ましい。怪獣6号の兵器(識別怪獣兵器)に適応し、自らの生命を削りながら凍結能力を使いこなす姿は、バディものの最高峰と言えるだろう。
一方で、防衛隊長官の娘にして史上最強の天才少女・四ノ宮キコル。彼女は完璧主義の裏に「亡き母の遺志を継ぎ、厳格な父に認められたい」という切実なトラウマを抱えていた。怪獣4号の兵器を纏い、自らの限界を超えて斧を振るうキコルの姿は、単なる高飛車なヒロインの枠を遠く離れ、一人の孤高の戦士として圧倒的な支持を獲得している。