熱戦のメイン舞台となる平和リース球場。強烈な日差しと独特の浜風が吹き抜けるこのグラウンドで、今大会も記憶に残る名勝負が生まれた。息詰まる投手戦となった注目の一戦では、両校のエースがコーナーを突く投球で9回までスコアボードにゼロを並べ続けた。
緊迫した空気が最高潮に達した延長タイブレーク、走者を二塁・一塁に置いた場面で放たれた打球が前進守備の頭上を越える。サヨナラのランナーが生還した瞬間、勝者は雄叫びをあげてグラウンドに歓喜の輪を作り、敗者はその場に崩れ落ちた。全力を尽くした両者に送られたスタンドからの惜しみない拍手は、高校野球ならではの美しさを象徴していた。