公開40年のラピュタ!幻の別結末とパズー達のその後・裏設定を徹底解説

公開40年のラピュタ!幻の別結末とパズー達のその後・裏設定を徹底解説

公開40年のラピュタ!幻の別結末とパズー達のその後・裏設定を徹底解説に関する注目トピックを分かりやすく解説します。関心のある方は必見です。

物語の決定的な転換点となる滅びの呪文「バルス」。この言葉の語源については、宮崎駿監督が参考にしたとされる古代伝承や世界各国の言語から複数の考察がなされています。トルコ語で「平和(Barış)」を意味するという説や、ケルト・アイルランド語圏の古い語彙を翻案したという説など、単なる破壊ではなく「古い支配を終わらせ、真の平穏を取り戻す」という意味合いが込められていると解釈できます。

作中に登場するもう一つの重要な呪文「リィト・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール」(我を助けよ、光よ甦れ)は、困窮した時に救いを求める祈りの言葉であり、飛行石が持つ「守護」の側面を起動させるものでした。

飛行石自体の裏設定も非常に精緻です。空中に浮かぶ鉱石のアイデアは、福島県のエメラルド鉱山跡地での鉱物体験や、SF作家の古典作品から着想を得たとされています。高濃度に凝縮されたプラズマエネルギーを内包し、ラピュタ王家の生体反応(遺伝子情報)にのみ反応して重力を制御するという設定は、現代のハードSFにも匹敵する完成度を誇っています。

中川 明日香
Author

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。