華やかなスポットライトを浴びていた絶頂期の裏側で、彼女の心身は限界まで追い詰められていました。のちに自著『一度も愛されずに生まれた女の子』や各種テレビ特番の手記で明かされたのは、実母からの激しい虐待と過剰な支配という凄惨な事実です。
母親から「太ることは罪」「かわいくない娘に価値はない」と容姿を厳しく制限され続けた結果、15歳の頃に摂食障害(拒食症・過食嘔吐)を発症。朝ドラの撮影中も、画面に映る可憐な笑顔の裏で激しい嘔吐と自己嫌悪に苛まれていたと告白しています。体重の急激な増減や顔つきの変化は、決して不摂生などではなく、生きるために必死で闘い続けた証拠でした。
昭和から平成の芸能界に色濃く存在した「ステージママ文化」の歪みが、多感な少女の自己肯定感を徹底的に破壊していったのです。世間が「激変の理由」として心ない噂を囁く中、彼女自身は自らの病気と生い立ちを公表することで、同じ苦しみを抱える人々に向けたメッセージを発信し始めました。