くまの強烈な一撃を受け、顔面を破壊され建物の瓦礫に埋もれたサターン聖。しかし、そこから見せた彼の異様な挙動が、読者にさらなる恐怖を植え付けた。吹き飛ばされた角や腕が一瞬にして黒い煙とともに再生していく描写は、従来の「悪魔の実」の能力者の枠を明らかに超えている。
覚醒したゾオン系能力者特有の回復力なのか、あるいはまったく別の禁忌の力なのか。サターン聖が見せた不気味な再生能力と、周囲の人間を眼力だけで圧殺する恐ろしい威圧感は、五老星が単なる政治的指導者ではなく、人知を超えた怪物たちの集団であることを決定づけた。この展開により、今後の物語における最高権力者たちとの戦いがどれほど過酷なものになるかが明確になったと言える。