レンバイ(鎌倉市農協連即売所)に並ぶ鮮やかな三浦半島や鎌倉産の野菜たち。その瑞々しさを極限まで引き出す若手シェフたちの試みが、食通たちの視線を集めている。フレンチやイタリアンの枠にとらわれず、発酵調味料や和の技法を融合させた「新鎌倉キュイジーヌ」の台頭だ。
採れたてのビーツやカブを、炭火でじっくりと焼き上げる。調味料はごくわずかな塩と、地元で採れた柑橘の果汁のみ。食材の持つ力強い旨味が口いっぱいに広がる瞬間、この土地の土と太陽の恵みをダイレクトに感じ取ることができる。ランチの予約は数ヶ月待ちという店も少なくないが、その価値は十二分にある。